「…何故…何故そうまでして私に歯向かう?美しき未来を梦见るお前もやがては気付くであろう…
この世界は既に丑く汚れきっていることを」
「…いいえ!わたし…信じてる!」
「爱か?友情か?人同士の信頼か?ハハハハハ!!」
「信じてる!…みんなが守ろうとした…この世界を信じてる…!!」
「马鹿め!この腐り果てた世界に信じられるものなど无いわぁーっ!!」
「…お愿い…お愿い银水晶!…みんなの信じてた世界を…もっと强く信じさせて…!!」
『軽々しく恋なんて口にするもんじゃないわ!…ふふふっ』
『勘违いしないで!あたしは雄一郎のことなんて…』
『恋人がいたって良いじゃないか!アタックあるのみ!』
『良いの…アランとお姉さまが幸せなら、それで良いの…』
「…みんな…!」
「…みんな…あたしに力を……かして…!!」
――朝、目覚めると、真っ白なレースのカーテンが风にそよいでる。
部屋の鸠时计が7时を告げて…
いつまでも寝てると遅刻するわよって、ママの声。
あたしはまどろみながら、もう3分だけ寝かせて、なんて思うの。
毎日同じように遅刻して、先生に廊下に立たされて、
テストで赤点なんて取っちゃう。
学校帰りにみんなで食べるクレープ。
ショーウィンドウに饰られたパーティードレスにうっとりして……
ちょっとしたことが楽しくて、嬉しい……
そんな……
そんな普通の生活に戻りたい……
……戻りたい――