大阪の中心部をおよそ半世紀にわたって走り続け、オレンジ色の車両で親しまれたJR大阪環状線の「103系」が3日で営業運転を終え、多くの鉄道ファンや利用客が別れを惜しみました。
JR大阪環状線の「103系」は、国鉄時代の昭和44年に導入されて多くの通勤客を運び、オレンジ色のシンボルカラーで長く親しまれてきました。
しかし老朽化が進んだことから引退が決まり、「103系」にちなんだ10月3日が営業運転の最終日となりました。
大阪環状線の玉造駅に隣接する、「103系」とそっくりな色や形につくられた建物の屋上には近くの保育園児たちが集まり、通過する「103系」に「ありがとう」などと声をかけて感謝の気持ちを伝えました。
そして、午前11時すぎにJR京橋駅に列車が到着すると、集まっていた鉄道ファンなどが名残惜しそうにカメラのシャッターをきっていました。
大阪環状線で通勤している30歳の女性は「昭和の雰囲気を感じる『103系』が大好きでした。大阪環状線と言えばこの車両で、なくなるのはさみしいですが、最終列車に乗車できてよかったです」と話していました。
JR西日本によりますと、「103系」の車両は近畿や九州などの一部でいまも運行されていますが、オレンジ色の車両はJR大阪環状線のみで、3日で姿を消すことになるということです。
在JR大阪環狀線上奔馳近半世紀的「103系」,已在3日退休。
由於103系嚴重老舊,今後將全面汰換成2016年12月登場的新型「323系」。103系的粉絲們到場目送熟悉又親切的橘色列車。
上午11點20分左右,最後1輛8節車廂編組的列車抵達大阪市的京橋站。乘客下車後,列車轉為回送列車欲朝機廠出發時,月台上聚集人們紛紛發出「謝謝」等熱烈歡聲。
103系是在舊國鐵(日本國有鐵道)時代的1969年於環狀線上路。當天結束行駛的8節車廂中的前頭車,將於11月3日至6日在京都市下京區的京都鐵道博物館內展示。