堀江 ただジムの存在を忘れたことはなくて、常に後ろめたさはあるんだよ~。「ダンベル」の収録も終わったし、これを機に行くから。もう決めたから。
ファイルーズ お気に入りのトレーニングウェアを買うといいですよ。それを着るために行くようにするんです。それこそ里美が好きなコスプレ感覚というか。
堀江 そうか~。私、ジムでしか着ないと思うとヨレヨレとか昔のウェアを着ていっちゃうけど、それじゃやっぱり駄目か。確かに、テンションを上げるためにそういうのを買うのもいいかもね。
ファイルーズ 肌の露出が多い少し大胆な格好だと、自分の筋肉の動きとか体型の変化もわかっておすすめです。
堀江 私、体型があまり見えないようなダボッとしたのを着たり、体重計に乗るのも拒否しちゃったりするからなぁ~。トレーナーさんに「1回体重計に乗ってみましょうか?」と言われても「今日はちょっとそういう日じゃないので……」とか言って。
ファイルーズ わかる! でもジムに行くという言質を取りましたからね。さて話を「ダンベル」に戻して……里美先生を演じるにあたって、どんな点に気をつけましたか?
堀江 里美って先生としてもちろん色々と考えているけど、職場とプライベートは分ける今風の考え方をしてるので、生徒と一緒にトレーニングするのも最初は抵抗があって。先生としての自分と少し力の抜けた普段の自分、その両方はきちんと演じ分けられるといいなと思いました。あとトレーニングに慣れていない初心者キャラだから、筋トレやジムの経験がない視聴者の方との距離の近さは意識したかもしれないです。
ファイルーズ ひびきと同じく、多くの視聴者にとって自己投影しやすいキャラクターですよね。
堀江 ひびきは隠れた才能があるから、里美が視聴者に一番近くて一緒に学べるキャラクターかもしれない(笑)。
ファイルーズ 確かに。里美先生は生徒とは距離のある教師という立場ですが、堀江さんから見て私たち生徒4人のキャストはどうでした?
堀江 私から見るとみんなかわいい(笑)。チームワークもよかったし。
ファイルーズ ありがとうございます!
堀江 収録が進むごとに筋トレの話題も増えていって、一番詳しいファイルーズさんが説明したり。
ファイルーズ でも石川(界人)さんが「俺のほうが知ってます」感を出してきて(笑)。同じ筋トレ好きだけど、流派が違うからバチバチと張り合っちゃうんですよ。
堀江 だから他の人はどっち派になるかみたいなこともあって……私はファイルーズさんおすすめのプロテインバーを買ったよ。塩プレッツェル味。
ファイルーズ うれしい~。
堀江 もちろん筋トレ話だけじゃなくて演技もしっかりしてた。アフレコの経験がないと聞いていたけど、1話から堂々としていたからそのことを忘れちゃってたくらいだし。
ファイルーズ 堀江さんがそこまで褒めてくださるなんて……もう、今の言葉をタトゥーにして入れたい!
堀江 結構長く喋ったけど(笑)。