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搬运一下山口老师在个人网站上的两篇动画二期纪念WEB限定小説

只看楼主收藏回复

一楼放个图


IP属地:湖北来自iPhone客户端1楼2021-07-25 17:09回复
    算了还是放在二楼吧


    IP属地:湖北来自iPhone客户端2楼2021-07-25 17:09
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      第一王子と婚約者
      2021.06.23
      魔法省のラーナ・スミスこと、本名スザンナ・ランドールが報告書を、読み終わり顔をあげると、向かい側のソファで婚約者であるジェフリー・スティアートが眠っているのに気が付いた。
      報告書を読み始めたあたりでは、ソファに寝転がりながらにやにやと大好きな弟たちの肖像画を眺めていたのだが、そのまま眠ってしまったようだ。
      時間もだいぶ遅いし、こう見えて多忙だから疲れているのだろう。
      それにここはジェフリーの自室なので気も抜けているのだろう。
      私は何かかけてやろうと立ち上がり、ジェフリーの傍へいった。
      そういえば眠っている顔を見るのも久しぶりだな。
      最近は色々と忙しくて顔を合わせても報告書だけ渡して解散のことが多かったからな。
      スヤスヤと眠る顔は普段より幼く見える。
      なんとなく私は出会った頃のことを思い出した。
      私とジェフリーの出会いはもう十年以上も前のことだ。
      父親の前でまだ猫をかぶっていた私に第一王子との婚約の話がきたのだ。
      すでに魔法の研究に深くはまりつつあった私は、お茶会も親にバレないよう途中で抜けるくらいに貴族の行事にまったく興味なく、王子の顔すらろくに知らなかった。
      だというのに王子の婚約者など非常に面倒なものになるのはごめんだった。
      私は『うまくやりますので』と嘘をつき、ほぼ二人きりでの顔合わせを希望した。
      そこできっぱりお断りをしようという魂胆だった。
      上手くいかなければ父の体罰は免れないだろうが、その後に続く面倒よりはましだと思った。それに私で駄目なら他の妹と婚約話を進めればいいだけだ。
      そして希望が叶いほぼ二人きりで行われた顔合わせ。
      現れたのは銀髪碧眼の美しい少年で、幼いながらも優雅な所作で挨拶してきたので感心したものだ。
      これは年頃の少女が熱をあげそうな王子様だなと思ったが、私の心には響くことはなかった。
      私の一番は魔法の研究であり、目的は婚約の解消だ。
      世間にはまだ発表されていないので、なんとかなるはずだ。
      私はジェフリー・スティアートと名乗った王子様に向き合うと、挨拶もそこそこに、
      「私は魔法の研究以外に興味などない。王妃などごめんだ」
      とまったく猫をかぶることなくバシッとそう口にした。
      ジェフリーは目を大きく見開いて固まった。
      これで王子様は気分を害し、婚約を解消するように願い出てくれるだろう。
      そう思ったのだが、少ししてなぜかジェフリーはにやりと笑ったのだ。
      そして、
      「俺も弟たち以外には興味がない。王位だって継ぐつもりはない」
      ととんでもないことを返してきたのだ。
      今度は私が驚き固まる番だった。
      何を言っているのだ。この王子様は。
      そんな私にジェフリーは、
      「俺たちはいいコンビになれそうじゃないか。よろしくな」
      そう言って手を差し出してきた。
      混乱し思わず、その手をとってしまうとジェフリーがとてもいい笑顔になったのを今でも覚えている。
      あの時から、私とジェフリーの関係は始まった。
      なんやかんやと言い含められ結局、婚約者になってしまい。始めこそしぶしぶ婚約者を受け入れていた私を、
      「これから君がもっと魔法を研究しやすくしてやるよ」
      という最大の誘い文句で口説き落としてくれ、やがてジェフリーの計画の協力者にもなっていた。
      そして気づけば最も信頼できる相棒になった。
      私は眠るジェフリーにそっと布団をかけた。
      彼にはまだたくさんやらなければならないことが多い。
      「それでも少しくらいは気を抜いて休めよ」
      そう言って私はその銀色の髪をそっと撫でた。
      ★★★★★★
      俺、ジェフリー・スティアートが目を開けるとそこには見慣れた自室の天井が映った。
      どうやら弟たちの肖像画を見ていて、そのままソファで眠ってしまっていたらしい。
      身体には布団がかかっている。メイドは下げていたのでスザンナがかけてくれたのだろう。
      報告書を読み終わって帰ったのだろう、スザンナの姿は見えない。
      気づけばもう深夜をまわっていた。
      もうベッドで休んでしまおうと布団を手にしてそちらへ向かうと、先に使っている者がいた。
      「おいおい。スザンナ。人の寝床を取るなよ」
      思わずそう呟いてしまった。
      俺のベッドでは婚約者であるスザンナ・ランドールがスヤスヤと寝息を立てていた。
      おそらく帰るのが面倒になったのだろう。そういう大雑把な性格なのだ彼女は。
      しかも人には布団をかけておいて自分は何もかけていないとはさすがだ。
      スヤスヤ眠る顔には色気があふれており、このベッドの主が自分でなければ色々と危険な状態だ。無防備にもほどがある。
      「まったく、こういうところは昔から変わらないな」
      俺がスザンナと初めて会ったのは十数年前の話だ。
      『婚約者が決まった』と使用人から話を受けた。
      相手は俺の派閥上位であるランドール侯爵家の令嬢とのことだった。
      ランドール侯爵はかなりの野心家でありなかなかの人物だと聞き及んでいたが、娘の方の情報はほとんど得られなかった。
      俺の立場から婚約を断れる訳もなく。
      とりあえず、いい王子様を演じて上辺だけでも仲良くしておこうと思っていた。
      顔合わせ当日、相手が『できれば二人きりで会いたい』と要望を出してきた。
      それを聞いておそらくあちらは俺に憧れてでもいるのだろうと思った。
      子どもたちのお茶会でも猫をかぶって上手に立ち回っているため、熱いまなざしを向けてくる女の子は多い。
      ランドール家の令嬢もそういった子どもの一人なのだろうと思ったのだ。
      そして対面したスザンナ・ランドールは大人びた雰囲気の綺麗な女の子だった。
      う~ん。お茶会で目にしたことはない気がするが、とりあえず女の子の理想の王子様でも演じておくか。
      そう考え優雅な所作で挨拶したのだが、スザンナは頬をそめるどころか、真顔のままだった。
      ん、なんか思っていたのと反応がちがうな。そう思っていると。
      スザンナはまっすぐに俺を見て、
      「私は魔法の研究以外に興味などない。王妃などごめんだ」
      と言い切ったのだ。
      あまりにきっぱりとした予想外すぎる啖呵に思わず固まってしまった。
      どこにでもいるご令嬢かと思ったら、なかなか面白そうなやつだった。
      これは上辺だけの仲ではもったいないな。
      そう思った俺はこちらも負けずとパンチある発言を返してみることにした。
      「俺も弟たち以外には興味がない。王位だって継ぐつもりはない」
      俺がそう言うと、今度はスザンナが固まった。
      そんな彼女に
      「俺たちはいいコンビになれそうじゃないか。よろしくな」
      そう言って手を差し出すと、思わずという風に握り返してきた。
      それがとても嬉しかったのを今でも覚えている。
      あの時から、俺とスザンナの関係は始まった。
      その後、彼女の状況を調べ、婚約することのいい点を言い含め正式な婚約者になり、
      始めこそしぶしぶといった様子だった彼女を
      「これから君がもっと魔法を研究しやすくしてやるよ」
      と口説き落とし、やがて俺は最大の協力者を得ることになった。
      そして気づけば彼女は最も信頼できる相棒になった。
      俺はベッドを占領し眠るスザンナにそっと布団をかけた。
      そしてベッドの反対側に入り、自らも横になる。
      「君が婚約者でよかったよ」
      そう言って俺は横に眠る黒髪をそっと撫でた。


      IP属地:湖北3楼2021-07-25 17:12
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        第二王子と婚約者
        2021.07.24
        (3巻の誘拐事件後の話になります)
        私、セリーナ・バーグはソワソワした気持ちをおちつけるべく深く呼吸した。
        今日は婚約者であるイアン様と我が家へ来てくれて、お茶をする予定なのだ。
        そして間もなくイアン様がやってくる。
        王族として多忙なイアン様だが、定期的に時間を作って私の元へ来てくれる。
        少し前まではそれが婚約者の義務で仕方なくなのであろうと思っていたけど、今はそうではないとわかったのですごく嬉しい。
        良く晴れた庭で準備を整え待っていると、待っていた人が現れた。
        「セリーナ」
        そう呼びかけて近づいてくるイアン様はキラキラして見えて、私は出会った時を思い出した。
        もう十年近く前になる。私は両親から王子様の婚約者に決まったと告げられた。
        大人しかった私は子どもたちのお茶会でも、あまり前に出ることなく隅で静かにしていることが多く、王子様にきちんと会ったことがなかった。
        そのため話を聞いた時にはひどく動揺した。私で大丈夫かしらと。
        でもとても喜ぶ両親に何も言えず、いつの間にか顔合わせの当日になっていた。
        私はとにかく緊張していた。油断すると手がプルプルと震えてしまうくらいに。
        そんな私の前に、今まで見たことないくらい綺麗な男の子が現れたのだ。
        金髪碧眼のその子は本で読んだ王子様そのもので――私の緊張はさらにひどくなり、
        「は、はじめまして。わ、わたし、セリーナ・バーグと、も、も、もうします」
        挨拶を思い切りかんでしまった。
        その可笑しな挨拶に、周りの大人たちがクスクスと笑った。
        恥ずかしくて顔に熱があがる。きっと赤くなっているだろう。
        そう思うとさらにさらに恥ずかしくて、俯きそうになった私に、
        「初めまして、セリーナ。俺はイアン・スティアートだ。これからどうぞよろしく頼む」
        イアン様はそう言って手を差し伸べてきた。
        みっともない挨拶を笑うことなく、真っすぐに私を見てくれた王子様。
        恋に落ちるなという方が無理な話で、私はあっと言う間にイアン様を好きになってしまった。
        それから真面目で一生懸命な姿、ちょっぴり不器用だけど優しいところ。
        色々な姿を目にして、私の気持ちは段々と大きく育っていった。
        いつしか必死に努力するイアン様を支えたいと思うようになり、努力を重ねたが……魔力も弱いまま、学問もそれほどの成績を収められず、私はイアン様を支えるどころか、お荷物なのではないかと思うようになった。
        そんな思いを抱え始めた頃、イアン様が以前よりどこかよそよそしくなり、出来の悪い私はイアン様に嫌われてしまったのだと思った。
        そして、そうした気持ちのせいで操られ大変な事件を起こしてしまった。
        しかし、その事件をきっかけにして、イアン様が私を大事にしてくれていたこと。
        私を愛してくれていたのだと知ることが出来た。
        「イアン・スティアートはセリーナ・バーグを愛している」
        その言葉をもらった時は嬉しくて涙が流れてしまった。
        あの日から、私は気持ちを新たにイアン様の支えになるために動き出した。
        あまり好きではない社交界にも頻繁に顔を出し、諸外国の文化への学びも深めていく。
        大好きなイアン様のために少しでも役に立ちたくて。
        「セリーナ、どうした?」
        少し物思いにふけてしまっていたら、イアン様が心配そうな声でそう聞いてきた。
        「すみません。少し昔のことを思い出してしまっていてぼーっとしてしまいました」
        「昔のこと?」
        「はい。イアン様と出会った時のことです。イアン様はあの頃からずっと素敵です」
        私がそう言うと、イアン様はやや間を置いて、
        「……セリーナも、あの頃からずっと愛らしい」
        とぽつりと呟いた。
        私は顔に熱があがっていくのを感じた。
        ★★★★★★
        目的地に着いたことを告げられ、俺、イアン・スティアートは浮かれる気持ちを抑えつつ、馬車を降りた。
        本日は婚約者であるセリーナの家にお茶をしにやってきた。
        公務が忙しくセリーナとの時間は久しぶりだ。
        今日は晴れているので庭でお茶をするとのことで、使用人に案内され準備された場所へと向かう。
        晴れた空の下、美しい庭園の中にその姿を見つける。
        「セリーナ」
        そう呼びかけて近づくと、彼女はその愛らしい顔に眩い笑顔を浮かべる。
        出会った頃から変わらない俺の可愛らしい婚約者。
        セリーナとの出会いはもう十年近く前のことだ。
        使用人から婚約者が決まったと告げられた。
        『セリーナ・バーグ』と名を聞いても顔を思い出せなかった。
        それなりにお茶会には出ている方だが、きちんと会ったことがなかったのかもしれない。
        婚約は王族にとっては当たり前のことで、相手を自分で選べるわけではないこともよく理解していた。
        だから特にこういう子がいいなどと考えたこともなく、婚約者になった子を大切にしようと思っていた。
        婚約者は今後の人生を共に歩むパートナーであり、そこに恋愛的感情は特に必要ないものだと考えていた。
        しかし、初めての顔合わせの場で俺は――セリーナのあまりの可愛らしさに心を奪われてしまった。
        元々、小さいものや可愛らしいものが好きで、小動物などもかなり好きだった。
        だが今までお茶会で周りに集まってくる女の子たちを特別に可愛いとは思ったことはなかったので、自分は女の子にはそんな風に感じないのだなと今までは思っていたのに……。
        今日、気づいた。あの子たちはただ自分のタイプではなかっただけだったのだ。
        小動物みたいで可愛くて庇護欲をかき立てられるような女の子、自分はそんな子が好みだったのだ。
        そしてその好みをそのまま現実にしたような女の子が目の前に現れた。
        しかも彼女は俺の婚約者になるのだ。
        「は、はじめまして。わ、わたし、セリーナ・バーグと、も、も、もうします」
        セリーナがそう挨拶をしてきた。
        鈴を鳴らしたような声もすごく可愛い。
        「初めまして、セリーナ。俺はイアン・スティアートだ。これからどうぞよろしく頼む」
        内心はセリーナの可愛らしさに動揺しまくりだったが、日ごろからの王族としての振る舞いの訓練の成果と、元々顔に感情が出にくいのもあり、俺は問題なく挨拶を返すことに成功した。
        握手した手が彼女の手が小さくてやわらかくてまたさらに動揺したが、それもなんとかやり過ごした。
        こうして俺は、すさまじい幸運で、ものすごくタイプで可愛らしい女の子と婚約者となった。
        それから穏やかな優しさ、頑張り屋なところ。
        色々な姿を目にして、俺は見た目だけじゃなくてセリーナの中身にも強く惹かれていった。
        セリーナは距離感が絶妙で、一人になりたい時には遠くから見守ってくれ、つらい時にはそっと傍にいてくれた。
        そんな彼女に俺は何度救われたかわからない。
        気付けばセリーナ・バーグは俺の唯一無二の愛する女性になった。
        しかし、年頃になるとセリーナの愛らしさに色々と我慢ができなくなってきた。
        愛らしい笑顔を向けられると腕の中に閉じ込めてしまいたくなる衝動に駆られた。
        婚姻を結んでいないというのに、そんなこと許されないことだ。
        俺は強くなる衝動を抑えるために、セリーナから少し距離をとった。
        そのことでセリーナに誤解をさせてしまい、危険な事件に巻き込んでしまうことになった。
        俺はひどく反省し、自分の思いをセリーナに伝えた。
        そして晴れて誤解は解け、またこうして仲良く日々を過ごしている。
        「セリーナ、どうした?」
        どこかぼーっとした様子になったセリーナ。心配してそう声をかけると、
        「すみません。少し昔のことを思い出してしまっていてぼーっとしてしまいました」
        と答えが返ってきた。
        「昔のこと?」
        「はい。イアン様と出会った時のことです。イアン様はあの頃からずっと素敵です」
        ほんのり頬を染めてそう言ったセリーナが愛らしすぎて、言葉を失った。
        だが、この間の事件でのことで気持ちをしっかり伝える大切さを学んだ俺はなんとか口を開いた。
        「……セリーナも、あの頃からずっと愛らしい」
        俺の言葉に顔を真っ赤にするセリーナがまた可愛すぎて、俺は色々と我慢するべく拳を握りしめた。


        IP属地:湖北4楼2021-07-25 17:14
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          我N5水平日语不行,大致意思嘛就是
          第一篇大王妃和大王子先后给对方盖被子,然后回忆起当时相亲时一个说我只对魔法感兴趣一个回击我只对弟弟感兴趣,然后双方就像亚兰梅丽一样愉快地婚约联合,其实这么多年俩还是感情很好的
          第二篇就是动画第二部第三、四集的二王妃和二王子回忆的小说部分,俩人一边喝茶一边回忆当初婚约时候甜甜的故事


          IP属地:湖北5楼2021-07-25 17:14
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            !!有没有大佬翻翻!!


            IP属地:澳大利亚来自iPhone客户端6楼2021-07-25 17:27
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              用浏览器自带的翻译


              IP属地:广东来自Android客户端7楼2021-07-25 17:28
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                用翻译翻了一下,虽然狗屁不通,但很甜!
                第一王子和未婚妻
                2021.06.23
                魔法部的拉娜·史密斯,本名苏珊娜·兰德尔读完报告书后抬起头,发现对面的沙发上睡着了未婚夫杰弗里·斯蒂特。
                在开始读报告书的时候,他躺在沙发上,笑嘻嘻地看着自己最喜欢的弟弟们的肖像画,就这样睡着了。
                时间已经很晚了,看起来这么忙,大概是累了吧。
                而且这里是杰弗里的自己的房间,所以他大概也太粗心了吧。
                我想给他点什么,站起身,走到杰弗里身旁。
                这么说来,我已经好久没看到他睡着了。
                最近因为各种各样的事情很忙,即使见了面也只把报告书交给他就解散的情况很多。
                呼呼大睡的脸看起来比平时还要稚嫩。
                不知为何,我想起了初次见面时的事。
                我和杰弗里的相遇已经是十多年前的事了。
                在父亲面前还戴着猫的我,就接到了与第一王子订婚的消息。
                已经深陷魔法研究的我,对贵族的活动完全没有兴趣,连茶会也为了不让父母发现而中途退出,甚至连王子的脸都不太认识。
                尽管如此,他还是不想让王子的未婚妻变成非常麻烦的人。
                我撒了个谎,说‘我会好好做的’,希望能和她单独见面。
                他的企图是断然拒绝。
                如果做得不好,恐怕免不了父亲的体罚,但总比接二连三的麻烦要好。而且如果我不行的话,和别的妹妹谈婚约就行了。
                并且实现了希望,几乎只有两个人举行了见面。
                出现的是一位银发碧眼的美丽少年,年纪虽小,却以优雅的举止向我打招呼,令我佩服不已。
                虽然我觉得这是一个令同龄少女热血沸腾的王子,但并没有打动我的心。
                我的第一个目标是研究魔法,目的是解除婚约。
                因为还没有对外公布,应该会有办法的。
                我面对着自称杰弗里·斯蒂尔特的王子,连招呼都不打一声。
                “我除了研究魔法以外,对什么都不感兴趣,王妃什么的。”
                他毫不掩饰地脱口而出。
                杰弗里瞪大了眼睛,僵住了。
                这样一来,王子一定会不高兴,请求解除婚约。
                这么想着,过了一会儿,杰弗里不知为何露出了狡黠的笑容。
                然后,
                “我也对弟弟们以外的人没有兴趣,也不打算继承王位。”
                他的回答出乎意料。
                这次轮到我大吃一惊了。
                你在说什么?这位王子。
                对于这样的我,杰弗里说:
                “我们应该能成为很好的搭档吧,请多指教。”
                说着伸出手来。
                混乱中,我不由自主地握住他的手,杰弗里露出了非常好的笑容,我至今还记得。
                从那时起,我和杰弗里的关系就开始了。
                被说成是什么呀,结果成了未婚妻。我刚开始勉勉强强地接受了我的未婚妻,
                “我们会让你更容易研究魔法的。”
                用这样最大的邀约说服了他,不久还成了杰弗里计划的协助者。
                回过神来,已经成了最值得信赖的伙伴。
                我轻轻地给睡着的杰弗里盖上被子。
                他还有很多事情要做。
                “即便如此,还是要放松一下,休息一下。”
                说着,我轻轻抚摸着那银色的头发。
                ★★★★★★
                我,杰弗里·斯蒂尔特睁开眼睛,映入眼帘的是熟悉的自己房间的天花板。
                看样子是看着弟弟们的肖像画,就这样在沙发上睡着了。
                身上盖着被子。女仆挂着,应该是苏珊娜帮她挂的吧。
                大概是看完报告书回去了,苏珊娜的身影不见了。
                回过神来已经深夜了。
                我想躺在床上休息,拿起被子朝那边走去,发现有人先用了。
                “喂喂,苏珊娜,别霸占别人的床。”
                不由自主地自言自语道。
                我的未婚夫苏珊娜·兰德尔在床上呼呼大睡。
                大概是懒得回去了吧。她就是这种大大咧咧的性格。
                而且给别人盖了被子,自己却什么都没盖,真不愧是。
                熟睡的脸上洋溢着性感,如果这张床的主人不是自己的话,就会处于各种危险的状态。不设防也要有个限度。
                “真是的,这种地方从以前就没变过。”
                我第一次见到苏珊娜是十几年前的事了。
                听佣人说:“定了未婚妻。”
                对方是我的派系上位的兰多尔侯爵家的千金。
                虽然听说兰多尔侯爵是位野心勃勃的人物,但关于他女儿的消息却几乎没有。
                站在我的立场上,没有理由拒绝订婚。
                总之,我想先扮演好王子,表面上搞好关系。
                见面当天,对方提出了“如果可以的话,希望两个人单独见面”的要求。
                听了他的话,我想他大概是在崇拜我吧。
                在孩子们的茶会上,她也会戴着猫到处走动,所以很多女孩子都投来热切的目光。
                我想,兰多尔家的小姐大概也是这样的孩子之一吧。
                与她见面的苏珊娜·兰德尔是一个有着成熟气质的漂亮女孩。
                嗯。好像在茶会上没见过,总之先演个女孩子心目中的王子吧。
                想到这里,我优雅地打了个招呼,但苏珊娜非但没有拂袖而去,反而一脸严肃。
                嗯,和我想的反应不一样啊。这么一想。
                苏珊娜直直地看着我说:
                “我除了研究魔法以外,对什么都不感兴趣,王妃什么的。”
                他斩钉截铁地说。
                面对如此干脆而又出乎意料的言辞,我不由得僵住了。
                本以为是随处可见的大小姐,没想到还挺有意思的。
                如果只是表面上的关系,那就太可惜了。
                这么想着,我也不甘示弱,试着回了一句重磅的发言。
                “我也对弟弟们以外的人没有兴趣,也不打算继承王位。”
                我这么一说,苏珊娜又僵住了。


                IP属地:澳大利亚来自iPhone客户端8楼2021-07-25 17:36
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                  对那样的她
                  “我们应该能成为很好的搭档吧,请多指教。”
                  说着,我伸出手来,他不由自主地握了我一下。
                  我至今还记得那个非常开心。
                  从那时起,我和苏珊娜的关系就开始了。
                  之后,我调查了她的情况,告诉她订婚的好处,并正式成为她的未婚夫。
                  她一开始似乎很不情愿,
                  “我们会让你更容易研究魔法的。”
                  最终,我得到了最大的合作伙伴。
                  回过神来,她成了我最值得信赖的伙伴。
                  我占领了床,悄悄给睡着的苏珊娜盖上被子。
                  然后走到床的另一边,自己也躺了下来。
                  “你是我的未婚妻真好。”
                  说着,我轻轻抚摸着睡在旁边的黑发。


                  IP属地:澳大利亚来自iPhone客户端9楼2021-07-25 17:36
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                    二王子和未婚妻
                    2021.07.24
                    (这是第三卷诱拐事件之后的故事)
                    我,赛琳娜·伯格深深地呼吸了一下,以便平复慌乱的心情。
                    今天打算和未婚夫伊恩来我家喝茶。
                    不一会儿,伊恩大人就来了。
                    虽然身为王族的伊恩大人很忙,但还是会定期抽出时间来找我。
                    就在不久前,她还认为这是未婚夫的义务,也是没办法的事,但现在知道不是这样,所以非常高兴。
                    在晴朗的庭院里做好准备等待时,等待的人出现了。
                    “赛琳娜。”
                    这样呼唤着走近的伊恩大人看起来闪闪发光,我想起了相遇的时候。
                    已经是将近十年前的事了。父母告诉我,我已经被选为王子的未婚妻了。
                    一向老实的我,在孩子们的茶会上,也不怎么站出来,总是在角落里安静地待着,也没好好见过王子。
                    因此,听到这番话的时候,我非常动摇。我能行吗?
                    但我什么也没对高兴的父母说,不知不觉就到了见面的当天。
                    总之我很紧张。一不小心手就会抖个不停。
                    在这样的我面前,出现了一个从未见过的漂亮男孩。
                    这个金发碧眼的孩子就是我在书上看到的王子——我的紧张感更加强烈了。
                    “啊,初次见面。哇,我和赛琳娜·伯格,再见了。”
                    我狠狠地打断了他的招呼。
                    听到这可笑的问候,周围的大人们咯咯地笑了起来。
                    羞愧得脸上发热。一定是红了吧。
                    想到这里,我更加羞愧难当,差点低着头。
                    “初次见面,赛琳娜。我叫伊恩·斯蒂特。今后请多多关照。”
                    说着,伊恩大人伸出了手。
                    王子没有嘲笑我不好看的寒暄,而是一本正经地看着我。
                    说不要坠入爱河是不可能的,我一下子就喜欢上了伊恩大人。
                    还有认真拼命的样子,有点笨拙但很温柔的地方。
                    看到各种各样的样子,我的心情渐渐长大。
                    不知不觉间,我开始想要支持拼命努力的依安大人,不断地努力着……魔力也很弱,学问也没有取得多大的成绩,我不但没有支持伊恩先生,反而觉得他是我的累赘。
                    当我开始抱有这种想法的时候,我觉得伊恩大人比以前更加疏远了我,我的能力差被伊恩大人讨厌了。
                    然后,因为这样的心情**纵而引发了严重的事件。
                    但是,以那个事件为契机,伊恩大人很重视我。
                    我明白了他是爱我的。
                    “伊恩·斯蒂尔特爱赛琳娜·伯格。”
                    听到这句话的时候,我高兴得流下了眼泪。
                    从那天起,我重新振作起来,为了成为依安大人的支柱而行动起来。
                    频繁参加自己不太喜欢的社交界,深入学习外国文化。
                    我想为我最喜欢的伊恩大人尽一点力。
                    “赛琳娜,怎么了?”
                    正当我陷入沉思的时候,伊恩大人用担心的声音问我。
                    “不好意思,我想起了一些以前的事情,所以发了呆。”
                    “以前的事?”
                    “是的,那是我和伊恩相遇时的事。伊恩从那时起就一直很漂亮。”
                    我这么一说,伊恩稍稍停顿了一下说:
                    “……赛琳娜从那时起就一直很可爱。”
                    他嘟哝了一句。
                    我感到脸上发热。
                    ★★★★★★
                    听到到达目的地的消息,我,伊恩·斯蒂尔特抑制着激动的心情,下了马车。
                    今天是来未婚夫塞琳娜家喝茶的。
                    因为公务繁忙,已经好久没有和赛琳娜在一起了。
                    因为今天天气晴朗,所以要在院子里喝茶,于是佣人领着他向准备好的地方走去。
                    在晴朗的天空下,在美丽的庭院中发现了它的身影。
                    “赛琳娜。”
                    我呼唤着,走近她,她可爱的脸上浮现出耀眼的笑容。
                    从认识的时候起就没变过的我可爱的未婚夫。
                    与赛琳娜的相遇已经是将近十年前的事了。
                    佣人告诉他,未婚妻已经定下来了。
                    听到“赛琳娜·伯格”这个名字,却想不起她的长相。
                    他虽然也参加过茶会,但可能没见过面。
                    他很清楚,订婚对王族来说是理所当然的事情,对方并不是自己可以选择的。
                    所以,我并没有特别想过这样的孩子好,只是想好好珍惜已经成为未婚妻的孩子。
                    她认为,未婚夫是今后共同人生的伴侣,不需要特别的恋爱感情。
                    但是,在第一次见面的场合——我被赛琳娜过分的可爱所吸引。
                    本来就喜欢小的、可爱的东西,小动物什么的也相当喜欢。
                    但是,到现在为止,我从来没有觉得在茶会上聚集在周围的女孩子们特别可爱,所以一直觉得自己对女孩子没有那种感觉……。
                    今天,我注意到了。只是那些孩子不是自己喜欢的类型而已。
                    像小动物一样可爱又能激发庇护欲的女孩子,我喜欢这样的女孩子。
                    然后,眼前出现了一个将自己的喜好变成现实的女孩。
                    而且她还会成为我的未婚妻。
                    “啊,初次见面。哇,我和赛琳娜·伯格,再见了。”
                    赛琳娜这样跟我打招呼。
                    像铃铛一样的声音也非常可爱。
                    “初次见面,赛琳娜。我叫伊恩·斯蒂特。今后请多多关照。”
                    虽然内心被塞琳娜的可爱所动摇,但平日里作为王族的行为训练的成果,加上本来脸上就不容易流露出感情,我成功地回应了她的问候。
                    握着她的手,她的手又小又软,更加动摇了,但那也勉强过去了。
                    就这样,我非常幸运,和一个非常可爱的女孩成为了我的未婚妻。
                    还有稳重的温柔,努力的性格。
                    看到她各种各样的样子,我不仅被她的外表深深吸引,还被她的内在深深吸引。


                    IP属地:澳大利亚来自iPhone客户端10楼2021-07-25 17:44
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                      塞琳娜有着绝妙的距离感,想独处的时候,她会在远处守护我,难过的时候,她也会在我身边。
                      这样的她不知救了我多少次。
                      回过神来,赛琳娜·伯格成了我独一无二的挚爱女性。
                      但是,到了这个年纪,对赛琳娜的可爱有了各种各样的忍耐。
                      看到她可爱的笑容,我有一种想把她关在怀里的冲动。
                      明明没有结过婚,这是不允许的。
                      为了抑制日益强烈的冲动,我和赛琳娜拉开了一点距离。
                      因为这件事让赛琳娜产生了误会,卷入了危险的事件中。
                      我深刻反省,把自己的想法告诉了赛琳娜。
                      然后,误会消除了,又这样愉快地度过了每一天。
                      “赛琳娜,怎么了?”
                      塞琳娜似乎有些心不在焉。我担心地问道。
                      “不好意思,我想起了一些以前的事情,所以发了呆。”
                      他回答道。
                      “以前的事?”
                      “是的,那是我和伊恩相遇时的事。伊恩从那时起就一直很漂亮。”
                      小塞琳娜微微红着脸这样说,太可爱了,让人无语。
                      但是,通过前一段时间的事件,我学会了好好表达心情的重要性,总算开口了。
                      “……赛琳娜从那时起就一直很可爱。”
                      被我的话弄得满脸通红的赛琳娜又太可爱了,我握紧拳头,强忍着种种。


                      IP属地:澳大利亚来自iPhone客户端11楼2021-07-25 17:45
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                        谢谢楼主,太甜了


                        IP属地:山东来自iPhone客户端14楼2021-07-27 18:18
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                          前面2位感情都這麼好
                          不過後面2位則完全不行耶
                          一個想發糖,一個拼命逃
                          另一邊是大姊頭跟小弟


                          IP属地:中国台湾15楼2021-07-27 19:49
                          收起回复
                            大哥大嫂都同床睡了?!!!还不结婚等啥呢?你不结婚你让你弟弟们咋结婚


                            IP属地:北京来自Android客户端16楼2021-07-30 10:50
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                              我去,有点甜啊


                              IP属地:广西来自iPhone客户端17楼2021-08-05 16:19
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