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渣翻:小说版惊爆草莓第三卷

只看楼主收藏回复

感觉比起一二卷的剧情来说,大家对第三卷的结局更在意一点,so整就要整个大的直接翻译第三卷,嗯,楼主的日文水平很一般,会在译文的后面贴上日文原文的,以免翻译到不到位的地方会影响大家对剧情的观感


IP属地:山东来自Android客户端1楼2022-08-05 20:58回复
    剧情介绍
    凤天音和此花光莉失踪了!——今天早上她们好像私奔了…!!圣斯皮卡女学院的新星,真筝和圣鲁·利姆女学校的秘密武器——笼女组队参加了埃托瓦尔选的第2选。作为会场的光舞馆收到了紧急通知。面对曾经的冠军候补组合的失踪,全校学生都骚动不已。另一方面,因为和静马的矛盾而宣布退出艾特瓦尔选的渚砂也决定就这样走出草莓舍(去找西子马sama)。思念光莉的夜夜,担心渚砂的玉青的心相通了吗?为了新设艺能科,暗中活动的千华留的真正用意是!?被禁忌的恋爱和友情玩弄的少女们的学园百合小说最终卷。光荣的埃托瓦尔之冠,即将花落谁手?!


    IP属地:山东来自Android客户端2楼2022-08-05 20:59
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      原文
      ストロベリー·パニック!③
      鳳天音と此花光莉が行方不明-今朝方、駆け落ちした模様······!!聖スピカ女学院の新しき星、真筝と聖ル·リム女学校の秘密兵器、籠女ペアが制したエトワール第2選。その会場となった光舞館に、急報が舞い込む。かつての優勝候補ペアの失踪に、騒然とする全校生徒たち。一方、静馬とのすれ違いからペア解消を宣言した渚砂も、そのままいちご舎から出奔しようと決意する。光莉を想う夜々、渚砂を気遣う玉青の心は通じるのか?芸能科新設のため、暗躍する千華留の真意とは!?禁断の恋と友情に、翻弄される乙女たちを描いた学園百合ノベル最終巻。栄光のエトワール冠は、誰の手に!?


      IP属地:山东来自Android客户端3楼2022-08-05 21:07
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        给大家前情回顾一下,渚砂因为花织的事和静马产生了矛盾退出了选举,天音和光莉好像是因为比赛期间违规亲热失去了比赛资格


        IP属地:山东来自Android客户端4楼2022-08-05 21:09
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          接下来是序章,因为要做翻译,所以有的词可能改掉了(换成汉语了,但应该不影响观看
          原文
          咚咚咚咚······と。
          心臓が小さな音をたてて飛び跳ねているような気がした。
          ギュッと握りしめた手の指先が冷たくきしんで-。
          みぞおちのあたりに頼りない風が吹き抜ける。その血の気のない乾いた白い指の間から、かけがえのない何かが砂粒のようにさらきらとこぼれ落ちていくような気がして。
          空っばの手のひらをさらにぎゅううっと。握りしめた。
          どうしようー。
          もしかして私。
          とんでもないことしてしまったのかも知れな
          い-。
          渚砂は緊張のあまり次第に足を早めながら、気のない乙女苑の中をいちご舎へと向かって歩いていた。無断て早退をすることも初めてなら、こんな。こんなに不安な気持ちになったのも初めてだつた。不安な-。
          うラん、きっと違う。
          つらそれは不安と言うよりももっと辛い、切ない、どうしたらいいか分からないーいてもたつしようそうかんてもいられないような-焦燥感。
          自分で決めたことなのにー。
          エトワール選からの辞退を申し出た生徒会室から帰るその足で。今、もう後悔していることを自分でも認めたくなかつたから-。
          でも、こうするしかなかったんだもん。仕方ないよ-。
          渚砂は進む足に力を入れる。
          頭の中が混乱して周りを見る余裕もなくて、渚砂は目の前の虚空の一点を必死に見つめながしたばらーうっすら下生えの繁りかかった道を踏みしめて歩いた。
          頭から風を切って-逆風の中を進む。
          ミアトルの深緑の夏服の裾が大きくあおられる。
          まるで今の自分みたいだー。
          ふと、そう思つて小さな苦い笑いとともに頭上の空を見あげた時。いつしゅん一瞬の真昼の夢のように。
          よみが之あの光景が蘇つてきた。
          あの日も、強い風が吹いていた。
          かすかに香る桜の花びらの舞い散る中で。
          りりあの人は道に迷っていた渚砂の前に、突然女神のように堂々と-美しく凜々しく。ごうぜんそして傲然と-恐れを知らぬ神のように渚砂の前に現れたのだ。
          渚砂はまだその人がどんな人なのか全く知らなかったから-。
          その人影を見つけて、当たり前のように道を訳いた-それが始まりだったのだ。そしてあの人の顔を-。
          一目見た-その瞬間からもう目が離せなくなって-。
          きつと、その時からずっと。
          渚砂の心の一部はあの人に鍛プけになつたまま。
          どうしてなんだろうー。
          どうして、私は静馬お姉様のことをこんなに考えてしまうんだろう。最初は好きでも嫌いでもなかったのに。
          ただ-。


          IP属地:山东来自Android客户端5楼2022-08-05 21:12
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            ただ、あんまり綺麗な人だったから。
            初めて見た時、驚いて-。
            憧れた-。
            同じ女子校生として、こんなにも素敵な人がいるのかと息をのみ-。そしてその人が、あんまり渚砂を構うから-。
            こんなこと信じられないと思いながらも。
            振り回されて-。
            抗えなくて-。
            翻弄されて-。
            気がついたらこうなっていた。
            怖くなつて自分から手を放してしまっていた。
            渚砂は足を止めて、じっと-自分の手を見つめる。
            開いた手のひらにはいつの間にかじっとりと汗-。
            勢いに任せて闇雲にずんずん歩いてきたせいでいつの間にか息が上がり、体はうっすらと汗ばんでいた。
            目の前にいちご舎の正門が見える。
            人の気配が全くない、いつもとは違う静かな空気の渚砂の-居場所。
            日中のことでここに静馬がいないだろうことが、渚砂には救いであり、また失望だった。
            渚砂はいつも静馬に会いたくて、そして会いたくないー。
            それは静馬が好きだから。
            そして静馬に会うのが怖いから-。
            好きすぎて会うのが怖いという、そんな経験を渚砂はしたことがなかつた。だから分からなかつた。
            それこそが恋というものだということに。
            あんど少女が持つには少し重い、ミアトルの古風な革の学生範とともに、安堵とも落胆ともつかない気持ちを抱えて渚砂は門をくぐる。
            一瞬だけ-。
            よみがえやはり渚砂をここまで案内してきてくれたあの日の静馬の姿が蘇る。
            それは魔法のように渚砂を引きつけ——。
            そしで呪いのように渚砂を捉えて放さない-。


            IP属地:山东来自Android客户端6楼2022-08-05 21:15
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              所有的原文都是我用图片一点一点的文字扫描扫描出来的,所以,还是挺费劲的
              不过小说的插图真好看


              IP属地:山东来自Android客户端7楼2022-08-05 21:16
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                序曲:盛夏的风唤来不安的梦
                咚 咚 咚 咚········。
                能感觉心脏发出了很小的声音到,在跳动着。
                紧紧地握在一起的手的指尖传来冰冷地刺痛感。
                一阵风突然吹过。 仿佛有什么不可替代的东西像沙粒一样,从那毫无血色的干白手指间簌簌地洒落下来。
                把已经空空的手掌攥得更紧,更加用力攥紧手。
                怎么办啊。
                难道是我。
                做了什么不得了的事吧
                啊啊。
                渚砂紧张得渐渐加快了脚下的步伐,穿过鲜有人涉足的乙女苑向草莓舍走去。 这是渚砂的第一次早退,就是这样的。 我也是第一次有这么不安的心情。 不安的-。
                嗯,一定不是。
                与其说是不安,不如说是更痛苦、难过、不知道该怎么办——那种焦躁不安的感觉。
                明明是自己决定的事。
                从提出退出艾特瓦尔选的学生会室回去的时候。 但是自己也不想承认现在已经后悔了。
                也,只能这样了。 没办法啊。
                渚砂用力踏在前进的地面上。
                脑子里一片混乱,顾不上看看周围,渚砂拼命凝视着眼前虚空的一点,踏上了长着繁密的小花的道路。
                拼命的,逆着风前行着。
                让身上的米雅特尔的深绿色的夏装下摆也大幅度地摆动了起来。
                就像现在的自己一样。
                突然想到这里,伴随着小小的苦笑仰望头顶的天空时。 就像一瞬间白日梦(幻想/回忆)一般。
                那一天的场景在脑海里复苏了。
                那天,也刮着大风。
                在微香的樱花瓣的飞舞中。
                那个人在迷路的渚砂面前,突然像女神一样堂堂正正-美丽而凛然。 傲然挺立——像一个无所畏惧的神,出现在渚砂面前。
                因为渚沙完全不知道那个人是什么样的人。
                所以理所当然地接受了那个人带路的帮助——那就是开始。 然后第一次看到那个人的脸——从那一刻开始就再也无法把目光移开了——。
                从那时候开始一直都。
                渚砂的一部分心一直被那个人占据着。
                为什么呢?
                为什么我会这么想静马姐姐大人呢? 一开始我既不喜欢也不讨厌她的。
                只是-。


                IP属地:山东来自Android客户端8楼2022-08-05 21:59
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                  只是,因为那个人长得过于美丽了。
                  第一次看到,被震惊到了。
                  之后就好憧憬着她——。
                  同为女高中生,那个人却完美的让人窒息,而且那个人,也太在意渚沙了。
                  虽然觉得这种事难以置信。
                  但还是被耍得团团转。
                  彻底无法抗拒了。
                  被她愚弄着。
                  回过神就已经变成了这个样子。
                  害怕得自己放下了手。
                  渚沙停下脚步,一动不动地-凝视自己的手。
                  张开的手掌不知什么时候凝结了汗水。
                  正因为趁着气势汹汹地走来乌云,不知什么时候气息上升,身体隐约出汗了。
                  渚砂的眼前已经可以看到草莓舍的正门了。
                  完全没有人的气息,与往常不同的安静的渚沙的立足之地。
                  因为白天发生的事情,静马并没有守在草莓舍的门外等她,这既是对渚砂的拯救,却也让她有些失望。
                  渚沙总是想见静马,而又有些害怕与她相遇——。
                  那是因为她喜欢静马。
                  但也因为她害怕见到静马。
                  渚砂没有经历过因为太喜欢而害怕见面的经历。 所以她并不了解这些事。
                  这就是所谓的恋爱吗。
                  渚砂带着少女拿着有点沉重、米雅特尔的古式的皮革学生范,带着既不安心也不气馁的心情穿过门。
                  就在那一瞬间。
                  复苏了,把渚沙带到这里的那天静马的身影果然还是复苏了。
                  那个身影像魔法一样吸引着渚沙——。
                  也是像诅咒一样抓住渚沙不放。


                  IP属地:山东来自Android客户端10楼2022-08-05 22:15
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                    优秀感谢分享


                    IP属地:北京来自iPhone客户端11楼2022-08-06 01:39
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                      第一章:逃亡者行于白昼之路
                      原文:場内には醒めやらぬ熱気と興奮かが渦を巻いていた。
                      ミアトル学園内、光舞館
                      この由緒ある3校の女子校の頂点に君臨するカップルを選出するエトワール選の-第2選会場となつたここで、いよいよその結果が発表されようとしていた。
                      世間的には折り紙つきのお嬢様ばかりが集うとされるこの学校て、いつにない喧噪の高まりの中に埋もれるようにアナウンスの声が響いた。
                      「皆様、お静かにお願いいたします-発表いたします。本年度、エトワール選第2選"誘惑からの帰還”の優勝カップルは-」
                      一瞬、会場が静まる。
                      「聖スピカ女学院、草薙真箏様、聖ル·リム女学校、白檀籠女様-」
                      うわああっと大きな歓声と悲鳴が上がる。
                      「——のお2人に決定いたしました」
                      やつばりね-。
                      すごいわー。
                      驚いた-。
                      そんな様々な声が大小の泡のようにあたりを埋め尽くし、浮かんでは消える中に-。密やかなつぶやきが混じつた。
                      「こんなことーとんだ茶番じゃないか」
                      観客席の一番後方で、光舞館の壁にもたれるように立ち、たった今優勝を決めて誇らかに
                      腕を上げる舞台上の真箏の姿をじっと見つめながら、劍城要は——吐き捨てるように言った。
                      口元を扇で隠しながら笑う。その言葉を聞いて-横に立っていた鬼屋敷桃実がくすりと、「また、怒ってる-」
                      桃実はにっこりと微笑みながら要の方へと顔を向けた。
                      「本当に怒りんぼなんだから要は-仕方ないじゃないの、プリンス天音が出られない以上は
                      こうなることはある程度予想がついていたじゃない? ミアトルの静馬様が出られないのには驚いたけれど、もともとあの方は参戦されたこと自体がおかしかったんだし-
                      しかし要の返事がないので、桃実は小さなため息をつき、続きを扇に描かれた小さなパンダに向かって語りかけた。
                      「天音様がいらっしゃらないのは勿論悲しいことだけれど、でもこうなってしまった以上は、
                      仮令パートナーがル·リム生だとしても、真箏が勝ってくれた方がスピカのためにはやっばり良かつたわよねえー」
                      「真箏だって!?いつからそんな名前て呼ぶような仲になったんだ!」
                      要が怒って桃実の方を振り返つた。
                      「おーこわい。いやだわ、裏切り者みたいに言わないで」
                      桃実はとんとんとなだめるように要の肩を町く。
                      「それは勿論私だって天音様の晴れ姿が見たかったわ。それはもうきっと素敵な真白きプリンス姿だったことでしょうーでも-でも、今さらそんなこと言ったってもう仕方がないじゃないの」
                      結果はすでに出たのだから——。
                      そう言いたげな諦め顔て桃実は手を挙げ、前方の舞台と群衆を指し示す。
                      そして次の瞬間-何かをこらえるようにぎゅっと口を結んでから、続ける。
                      「それに-私は真筆がそんなに悪い子だとは思えないのよ。たしかに跳ねっ返りの意地っ張りだけど、見た目通りの裏表のないタイプで、どうにも悪気を感じないのよね-今回のことだってあれだけ跳ね返っていたわりには、自分で天音様を陥れたわけじゃないし。いろいろ言つているわりにはとくに欲いことは何もしてないわ。正々堂々としたものよ。考えてもごらんなさい、もしこれが六条の姫君やミアトル生徒会が相手だったりしたら、もっと姑息な陰謀がいっばい天音様の周りに張り巡らされて-」
                      「途中からごり押しで参加してるじゃないか。それに、それを言うなら静馬様だって出馬してたんだからミアトル生徒会だって参戦してたのも同然。でも特に陰謀なんてなかったし-」
                      要の言葉を桃実が途中で遮る。
                      「そこよ!ね、要、思い出して。真箏の途中からの参加を一番最初に提案したのは誰だった?それに今こうして真箏が1位になって一番得をしてる人は誰?静馬様の参戦はミアトル生徒会としてもただの偶然だったって聞いてるわ。それに静馬様が気まぐれで参加してるのは誰の目にも明らか-あの蒼井渚砂っていう編入生の気を引くためにね。今年のミアトルの5年生が六条会長以外は実に不作なのも誰もが知っていることだわ。あの強烈なキャラクターを持つ静馬様の下て常に注目されていない学年だったものね。だからミアトルは今年は本当は最初から諦めてたのに、天音様のあまりにも盤石な優勝候補ぶりに詩遠会長がひどく盛りあがつていたのが目障りだったのと、このアストラエアの長女格を自認する伝統校として対抗馬を出さないわけにはいかないという意地が勝っただけなのよ-」
                      いつになく早口に少し強引な說得口調で話す桃実に要は驚いた。
                      「それは-ても、もし本当にミアトルが本気じゃなかったとしたら-」
                      桃実がこれまでの軽薄そうなロぶりの裏てこんな事をいつも真剣に考えていたのかと要は軽
                      驚きながら思い出す。
                      ちエトワール選実行委員会に真箏の存在を知らせてきたのはル·リム生徒会長の千華留様-そして真筝が1位になって一番得をする人は-」


                      IP属地:山东来自Android客户端12楼2022-08-06 08:59
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                        自分も釣られて「真箏」と呼びながら要はもう違和感がない。
                        「-真筝じゃないのか? やっぱりー」
                        ばんやりと言う要に桃実がじれったそうに食いついた。
                        「あの子がエトワールになっていったい何の得があるって言うのよ?」
                        「得つて······」
                        「いい、あの子はそもそもスピカ中等部への入学を蹴つて音楽留学してた子よ?アストラエアの学園生活に価値を見いだしてるはずがないじゃない-エトワール位なんて、こういったらいけないかもしれないけど、あの子にとっては本来ままごとみたいな物だと思うわ」「ままごとー!?」
                        要の顔色が変わった。
                        「ああ-ごめんなさい、私がそう思ってるって言うわけじゃないわよ、もちろん。ただー
                        エトワールはーエトワールは本当に素晴らしい学園の星、私たちの永遠の憧れよ、だけど-やっばり学外の人にはやっぱり分かりにくい価値観てしょう、だから-」
                        あわてて桃実が懸。命に言うと。
                        「まあ-言いたいことは分かる-」
                        意外にも要はばつりと同意した。
                        離じようしきはな
                        要だって、エトワール選を巡るこの騒ぎが、少し、いや著しく世間の常識とかけれていることぐらい分かっている。
                        しかし-。
                        アストラエアの丘-由緒ある3つの女子校が屹立する以外には全く何もない、この閉ざされた世界-。
                        この丘に長く暮らす要や桃実のような者たちにとって、それはやっぱり一大事なのだ。
                        アストラエアの上に輝く一番大きな星、エトワール。
                        誰がその座に着くのか-それはいつだってこの丘に住む乙女たちの最今年いったい大の関心事だ。
                        彼女たちは知つている。
                        エトワールになるものには理由などいらないことを。
                        理由はいらないーというよりも、おそらくそこに明確な理由などないのだ。美形てあることが条件てはない。
                        リーダーシップが問われるわけでもない。
                        学業成績や課外活動の実績に優れた者が選ばれるのでもない。
                        スタイルが求められるわけでも、ボランティア精神が評価されるわけでもない。
                        それどころかエトワールには、明確な選考基準すらない。
                        ミアトル女学園に保管されているはずのエトワール規約にはこう書かれているのみだ。
                        「アストラエアの丘の象徴として1年に1度大小の星を各1名選出するものなり。とこれら2名はアストラエアに集いし乙女の規範となり理想となりよくカめるべきものなり」
                        エトワールーそれはこの丘の頂点に立つべき輝ける星である。


                        IP属地:山东来自Android客户端13楼2022-08-06 09:03
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                          約2000人もの良家の子女ばかりが通うこの丘の、百合や桜や牡丹や蔷薇や-およそこの世にある全ての花が集まり咲き乱れているような甘く強烈な香りに満されたこの場所で-。
                          そんな濃密な空気の中心に、その周囲の全てを引き込んでしまうかのような強烈な引力を持つて君臨する小さいけれど美しい星。
                          誰もが一瞬で目を引きつけられ、そして離すことができない。
                          その2人はどんなに圧倒的な美しい空を乙女たちに見せてくれるのか-。
                          全ての乙女が認め、憧れずにはいられない2人-。
                          求めて止まないのは自分たちがよって立つベきこの丘の象徴-。
                          乙女たちの心の真芯に力を満たし続ける何か-。
                          それがこの丘にある真実。
                          フても、それならーそんなヤツにはますます勝って欲しくない」
                          いや、凜々
                          そして要は前方を見据え、今まてに桃実てすら見たことがないような厳しいーしい表情をして見せた。
                          桃実はその横颜に一瞬見惚れた。
                          この子ってこんなにー綺麗だったつけ·····.
                          白い頰がピクリと摇れた。
                          要はスピカを愛している。
                          自分が自分らしくいられる場所。
                          本当なら男の子に生まれるはずだったといつもいつも思っていたこの自分が-周りの目を気にせず、自分の心と体に対して素直に振る舞える世界。
                          要を求め、愛してくれる少女たちの存るこの愛しい花園。
                          そして-憧れの天音王子に出会つた場所。
                          自分の-目指すべき姿を見つけた場所。


                          IP属地:山东来自Android客户端14楼2022-08-06 09:04
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                            そして-。
                            その姿を見失った今てさえ、なお-。
                            わずにはいらわずにはいられない、本当の愛を見つけた場所-。れない、本当の愛を見つけた場所-。その幸せを願
                            「私たちのエトワールは本来途中から入った編入生などにつとまるものではないー」がからからに渇いたような気がして-。不意に喉がからからに渇いたような気がして-。要はごくりと唾を飲む。
                            口が変にもたつかなかつたか——少し気になった。「あんなチビの子供にふみにじられてたまるか-」
                            握りしめた拳が固く、指が手に食い込んだ。
                            「要-」
                            桃実は胸の中でつぶやく。
                            あなたは、本当にあの2人を-。
                            「そうね、真箏は子供よ、やっぱり。見た目通り単純て素直て-私の目には、あの子は自分でエトワールになるタイプと言うよりも-いつも頼れる偉大なお姉様を求めている子のように見えるわ。だから真筆がこんなことを企んだとはどうも思えなくて。それなら、今回のことて一番得をしたのは真筝というよりもー」
                            今思えば、事の要所要所てさりげなく、でもいつも現れていたあの方-。


                            IP属地:山东来自Android客户端15楼2022-08-06 09:34
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                              心の中てそう言いかけた桃実をギロリと要が睨んだ。
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                              「やだ、誤解しないて。別に個人的に話したりしてるわけじゃなくてよ?ても草難さんって呼ぶのも変だし、真筝ちゃんっていうのもなおきらー」
                              「ふんつ、真筝ちゃんなんていうガラか、あれが!! まるて軽薄な少年アイドルみたいだ」要があんまり勢い込んで言うので、桃実はついおかしくなってー。
                              「あ、それは似合うかも。何て言うか、エトワールって言うよりは、演劇部向きよね」口を押さえてくすくすと笑った。
                              その時-。
                              「大変てす!天音様と光莉お姉様が-」
                              大きな叫び声をあげながら館内に飛び込んできたのは、ロイヤルブルーの生徒会スタッフの腕章を身につけた奥若蕾の姿だった。
                              蕾は衝撃のあまりロをばくばくさせている。
                              満場の真ん中に転げ出て肩で息をしながら頰を紅潮させる。
                              後の言葉が続かない-。
                              その有様を見て要が一歩を踏み出した。


                              IP属地:山东来自Android客户端16楼2022-08-06 09:41
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