一部のキャラクターに声がついている。
メアリ・クラリッサ・クリスティ
声:かわしまりの
本作の主人公。王立硕学院で史学を学ぶ女学生。アッシュブロンドの髪に碧色の左眼、黄金色の右瞳を持つ。父亲とは死别、母亲は「北央帝国」[13]の研究所に勤めているため、下宿先にて一人暮らしをしている。絵本を书くことが趣味で、目标としているのは天才女流作家と讴われるメアリー・シェリー。[14]「フランケンシュタイン」など、彼女の物语は爱の物语と考えている[12]。普段は淑やかさと快活さを持ち合わせるごく普通の少女だが、苦境に陥った时の芯の强さと行动力は目を见张るものがある。とある事件に巻き込まれた亲友・シャーロットを助けるため、谜めいた黒衣の男・The
Mと契约を交わし、异界と化したもうひとつのロンドン・「シャルノス」を駆ける。史実では「ミステリの女王」と呼ばれる作家である。代表作に『オリエント急行の杀人』など。
The M
声 : 越雪光
本作のもう一人の主人公とも呼ぶべき存在。右目を眼帯で覆った年齢不详の谜の男。ロンドンの街に出没する《怪异》を追っている。爱読书はモンテ・クリスト伯。他人など意に介さない无感情な人物だが、なぜかメアリに対しては异様なこだわりを见せる。
シャーロット・ブロンテ
声:野月まひる
ウェールズの资产家の娘で、王立硕学院で史学科を専攻しているメアリの同级生であり亲友。通称シャーリィ。メアリやアーシェリカよりは割と落ち着いた性格で、大人びた印象を持つ。が、茶目っけもありメアリのことを「キティ」(仔猫)と呼んでからかったりすることも。オカルティズムに兴味がある。1905年、《怪异》と遭遇した影响でいつ覚めるとも知れぬ深い眠りについてしまう。史実では『ジェーン・エア』で知られるイギリスの女流作家である。
アーシェリカ・ダレス
声:金田まひる
メアリ、シャーロットの友人。通称アーシェ。王立硕学院で数学を学ぶ女学生。外见は幼いが细かいところにもよく気づき、明るい性格でムードメーカー的存在である。ハワードと婚约している。史実ではアメリカ合众国の男性作家、编集者であり、ハワードの作品群を体系化したことなどで知られる。なお、1909年生まれであり、1905年には生まれていない。
モラン大佐
声:桜川未央
赤い陆军服を身に缠う中性的な人物。肉体を改造された机関人间であり、『M』直属の部下。『M』にのみ忠実に従い、彼に対して恋爱感情に近いものが芽生え始めている节が见られる。惊异的な身体能力を有しており、常にドイツ式拳铳を携帯している。それでも《怪异》に対しては『M』の戦闘力に及ばない。モデルはシャーロック・ホームズシリーズの登场人物で、ホームズと敌対した男性。
シャーロック・ホームズ
理知的で、常に冷静沈着な绅士。イギリスのみならず世界にその名を轰かせる天才私立探侦。特に植物学・化学・地质学に长けている。《怪异》の存在を认めようとせず、あらゆる事件は人间の起こしたものであるとし、幻想を打ち砕く男。『M』のことを毛嫌いしているという噂だが、详细は不明。モデルはイギリスの小说家アーサー・コナン・ドイルの著作に登场する同名の探侦。创作上の人物であるが、この作品では実在の人物として登场する。
バロン・ミュンヒハウゼン
もう一人の『M』。狮子のような仮面で颜の上半分を覆った、一昔前の仏兰西贵族のような出で立ちの谜の男。永远の命を持つとうそぶき、その思考は计り知れない。錬金术の达人であり、硕学。《怪异》に対して异常な执着を见せる。モデルは「ほらふき男爵」で有名なミュンヒハウゼン男爵。